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12月08日-04号

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  1. 須坂市議会 2005-12-08
    12月08日-04号


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    平成17年 12月 定例会             平成17年12月須坂市議会定例会会議録(第4号)                 平成17年12月8日(木曜日)          -----------------------------             議事日程(第4号)第1  一般質問          -----------------------------本日の会議に付した事件(1) 一般質問          -----------------------------             出席議員(24名)   1番    岩田修二           2番    丸山久雄   3番    関野芳秀           4番    渡辺 智   5番    浅野隆一           6番    島田和子   7番    佐藤壽三郎          8番    豊田清寧   9番    永井光明          10番    土谷フミエ  11番    山岸 徹          12番    佐藤庄司  13番    橋本達男          14番    宮澤源司  15番    卯之原卯吉         16番    善財文夫  17番    永井康彦          18番    宮本勇雄  19番    滝澤 肇          20番    植木新一  21番    北澤正啓          22番    佐々木啓佐義  23番    古谷秀夫          24番    市川喜太郎          -----------------------------             欠席議員  なし          -----------------------------             説明のため出席した者市長        三木正夫      助役        井上忠惠収入役       山嵜秀夫      総務部長      丸山 尊健康福祉部長    山上茂明      市民生活部長    善財 保産業振興部長    阪牧吉次      教育委員長     田川 榮教育長       宮本経祥      教育次長      一色修治水道局長      青木 敬      消防長       梅本良夫          -----------------------------             事務局出席職員事務局長      森泉完志      事務局次長     坂田和昭書記        須田 進      書記        高瀬英和          -----------------------------                  午前10時00分 開議 ○議長(善財文夫)  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。          ----------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(善財文夫)  日程第1 一般質問を行います。 順次質問を許します。 最初に、1番岩田修二議員の質問を許します。-----岩田修二議員。 ◆1番(岩田修二) 〔質問席に着く〕 おはようございます。 12月定例会一般質問最終日でございますが、よろしくおつき合いをいただきたいと思います。 通告に従いまして、順次質問をさせていただきたいと思います。 最初に、みんなで考える18年度事業について。 市長は、徹底した改革と市民参画共同による新しい須坂の創造を理念に掲げ、今までと違った新しい感覚で市政運営を推進されています。その一環で昨年度から、予算編成に当たって市民の意見を聞く、いわゆるパブリックコメントを県内では先進的に行われ、そのことは高く評価しています。昨年も同じような質問をさせていただきましたが、市長の提案した内容については当然、賛成・反対、さまざまな意見があります。そのことにどう対処していくかについては、市報等で「事業内容を説明するなど一層情報公開に努め、御理解をいただけるように努力してまいりたい」と答弁されています。 今回提案されたみんなで考える18年度事業では、「市民からの意見は公表し、予算編成に生かしていきます」となっています。そこで、要旨1の廃止代替循環バス路線縮小乗り合いタクシーの運行の点については、初日の関野議員の質問で、平成18年度は継続するとの答弁がありましたので、この質問は割愛させていただきます。 ただ、市長は6日の答弁の中で、本当に困っている人を救うのが市の課題と言っておられます。そのことを中心に据え、これから立ち上げられる研究会で十分な検討をお願いをしておきたいというふうに思います。 要旨2であります。 今ある公共施設を安全に長期にわたって使用することについて。 提案では、三位一体改革により公共施設建設関連の補助金が削減され、補助金を受けても新規施設の建設が困難との理由で、原則として新たな施設の建設は行わず、大規模修繕や耐震補強工事で長寿命化を図るとしています。現状の経済状況を考えれば、やむを得ない選択かなと思います。 そこで1点目、補強工事の施工順序、順位の考え方が明らかにされていますが、私は小学校校舎を最優先にすべきと考えます。さらには、国の基準には当てはまっていない関係からか、保育所がこの対象に入っていないことに疑問を感じているところです。須坂市の未来を背負って立つ子供たちの安全を最優先するべきではないでしょうか。 2点目、改訂財政改革プログラムに、今後改修が必要と思われる主な施設が列記されています。 今回の提案では、新たな施設の建設は行わないとしていますので、当然、現施設の有効活用をしなければならないわけですが、中には、民営化構想に上がっている施設、統廃合計画のある施設も含まれています。また、博物館、図書館の整備充実は緊急の課題だと思っています。これらの問題をどう処理していかれるのか、お考えをお聞かせください。 要旨3、マレットゴルフ場の整備について。 この提案については、2つの団体から賛成、反対それぞれの立場での署名が提出されています。また、議会へも、市の提案に対し反対の陳情が出されましたが、どういう理由かわかりませんけれども、陳情書の取り下げ願いも提出されているようであります。マレットゴルフ愛好者の中からは、具体的な整備内容について、さまざまなうわさが飛び交っているともお聞きしました。事業費についても公表されていることから、どのような計画で整備されているのかお伺いします。 2点目、先ほども申し上げました。提案に賛成署名821件、反対署名547件、提出されています。これらの署名が、今後の計画にどう影響するのかお伺いします。 要旨4、事業案の見直し再検討について。 12月市報には、「今後、市民の皆さんからいただいた意見を取り入れ、事業内容の見直しを行います」となっています。具体的には、反対が賛成を上回っている事業はなかったようですが、今考えられる再検討の事業と反対意見について、どのように整理していくのかについてお考えをお聞かせください。 以上。 ○議長(善財文夫)  答弁を求めます。-----三木市長。 ◎市長(三木正夫) 〔登壇〕 おはようございます。 岩田議員の最初の御質問であります、みんなで考える18年度事業について御答弁を申し上げます。 なお、市民21の皆様からは先日、みんなで考える18年度事業につきまして御提言をいただきまして大変ありがとうございました。 さて、最初に要旨2、今ある公共施設を安全に長期にわたって使用することについて申し上げます。 まず、公共施設の整備につきましては、私は地域づくり市民会議、またいろいろな会合等で、基本的に教育と市民の方の安全・安心、教育と防災に最重点的に取り組んでまいりますという話をしてまいりました。その例として、高甫小学校また墨坂中学校の体育館の改築でございます。これは、議会の皆様の可決をいただきまして、補正予算で取り組むようやってまいりました。たまたま、三位一体改革によりまして、私どもが予想したとおり国の施設建設に対する補助事業がなくなる可能性が出てまいりました。両体育館につきまして可決をいただいたことが、非常に須坂市の子供のため、財政のためにメリットがあったというふうに思っております。 さて、今回の提案につきましては、須坂市としての基本姿勢をお示ししたもので、今後は多額な建設費や維持管理費が必要となる大規模な建設事業は財政状況、環境保護、省資源等を考えますとなかなか行えないものであります。国の公共投資にかけるお金も、将来的には維持修繕が50%以上になると言われております。 須坂出身の村石スターツ会長さんのお話を申し上げますと、村石会長さんのスターツが成長した大きな要素は、新しくつくるのではなく、今あるいろいろな寮とかアパートとかを管理を委託することによって、それを維持修繕してしっかり守っていくということで伸びてきたということをお伺いしております。まさに、スターツの場合には先を読んで、これからは維持管理の時代だということで仕事を進めてきたということでございます。地方公共団体・国もようやくそれに気がついてきたということではないかと思っております。 したがいまして、今ある施設を大切に使用していくことはもちろんのこと、改築を行う場合でも必要以上に面積を大きくしたり豪華な建物を建てるのではなく、市民の皆様にとって本当に愛着の持てる、そして使いやすい施設にしていくことが大切であると思っております。 1点目の、修繕や耐震補強工事の順位づけは妥当なのかについてでございますが、市役所の耐震を一番に挙げてございます。中越地震におきまして、本来、災害対策本部となる役場庁舎が対策本部を設けるような状況ではなく、役場の前の庭を使って、テントを張って災害対策本部を設けた例がございます。そういう面からは須坂市としては、災害対策本部となる市役所の庁舎また避難所、予備避難所となる公共施設を安全の面から優先したものでございます。 なお、市庁舎、避難所の改築、特に市庁舎の耐震につきましては、国の消防庁の方からもアドバイスをいただきました。中越地震で、表には出ませんでしたが、一番問題になったのは災害対策本部となるところの施設が不十分であったということでございます。また、公共施設につきましては、他の施設よりも建築年度が古い施設を優先させていただいたものであります。特に、古い施設の中には、夜遅くまで、そして一日を通して多くの皆さんが利用される、築30年以上経過した、市民の方に親しまれている公民館も含まれております。小学校校舎につきましては、今申し上げましたとおり教育、防災の面から非常に重要であると考えております。 耐震補強の順位としてはお示しした順番となっておりますが、財政状況の中でできるだけ早い時期に、特に後期基本計画の最終年度までには、何としても全校舎の耐震補強工事を終了してまいりたいと思っております。そのためには、ぜひ市民の皆様に、子供たちのために少々のことを我慢していただきまして、小学校の改築の方へ私は財源を注ぎ込んでいただくよう理解いただきたいと思っております。 保育所が対象の施設に入っていないという御指摘でございますが、今回公表いたしました施設は、国の建築物の耐震改修の促進に関する法律で、必要に応じて耐震補強工事を行うものとされている施設と、避難所として指定されている施設について公表させていただいたものであります。保育園につきましては、現在、須坂市保育所あり方等検討懇話会において、公立保育園の統合に関する事項や民間活力導入に関する事項等を協議しておりますことから、あり方検討懇話会からの御提言をいただきまして、改築も含めて計画的に修繕や耐震補強工事を実施してまいります。12月市報で公表させていただきましたが、この提案に対しまして市民の皆様からお寄せいただいた御意見は賛成73件、その他9件、反対0件となっており、多くの市民の皆様から御同意をいただけるものと考えております。 なお、地域づくり市民会議におきましては、ここの部分につきましてしっかり説明してまいりました。 次に、2点目についてでございますが、財政改革プログラムに列記させていただいた、今後改修が必要と思われる主な施設につきましては、建築年度が古く老朽化が進んでいる施設を、建設年度ごとに掲載させていただいたものであります。これらの施設は民営化構想統廃合計画のある施設も掲載させていただいておりますが、年次計画に基づいて改修、修繕、耐震補強工事などを行ってまいります。 図書館、博物館につきましては改築の必要性は十分あると考えておりますが、現在の財政状況のもとでは、先ほども申し上げましたとおり、避難所や小学校の耐震補強工事を優先すべきではないかと考えております。甚だ残念ですが、当面、全面改築を行える状況ではございません。しかしながら、図書館においては照明の改修、博物館ではトイレの改修など、それぞれ市民の方の御要望におこたえして改修を行ってまいりました。今後も可能な範囲において、市民の皆さんの要望におこたえをしてまいりたいと考えております。 次に、要旨3のマレットゴルフ場の整備について申し上げます。 その前に、マレットゴルフ場の関係につきましては大変多くの市民の方から御意見をいただきました。また、団体の皆さんにはそれぞれ署名活動もしていただきました。私は、こういう形でいろんな市民の方の御意見をいただくということが、市政運営にとって極めて重要だというふうに思っております。 そもそも、なぜこの提案をしたのかということも尋ねられます。私は市長就任のときに、マレットを利用する方、また散歩される方からいろんな御意見をお伺いしました。何年もにわたって、いろんな御意見があるにもかかわらず対処されてこなかったということでございます。私は、18年度は特に、課題を先送りせず解決の年というふうに考えております。臥竜公園の例で言いますと、桜並木のところに露天商が出ておりました。あれについても市民の方から長い間の要望でございましたが、いろいろありましたが解決をしたいと思って取り組んでまいりました。いろんな問題を、くすぶっているのではなく表に出して皆さんで議論していただき、そして一つ一つ解決していくということがこれからは大切だという思いから、今回のマレットゴルフ場の提案を申し上げたものでございます。 なお、須坂市のマレットゴルフコースにつきましては、長野県内でもすばらしいコースだと言われております。これは、マレットを愛する団体の皆さんが、それぞれすばらしい管理をしていただけるからでございます。本当にきめ細かな管理をしていただいております。例えば、福島のマレットゴルフ場は昨年、台風の災害に遭いました。普通はあの災害に遭えばもうマレットゴルフ場として使えないわけですが、今では昨年の災害が信じられないほど立派なコースとなっております。私はこの場をおかりしまして、本当にボランティアとしてコースの管理に当たっていただいた皆さんに心から感謝を申し上げます。これこそ、まさに市民の方の参画と協働の典型的なケースだというふうに思っております。 それでは、具体的な計画について申し上げます。 現在、緑地公園の右岸、左岸に混在しているマレットゴルフコースを左岸に移し、マレットゴルフは左岸で楽しんでいただき、右岸は専ら散歩やランニング、そして将来的には各種のイベントの開催等に利用いただければと御提案したものでございます。現状は、マレットゴルフをやっているため散歩の方が遠慮するとか、県民グラウンドの利用者が遠回りをしなければ緑地に行けないとか、また逆に、マレットゴルフを楽しまれている方も散歩の方たちに気を使ってプレーをされているとか、そのためプレーの中断や、または土日の大会を自粛していただいているなど、マレットをする方、それからされない方、それぞれが不自由を感じていらっしゃいます。そういうことから、何とか解消したいと、今申し上げたように提案したものでございます。 左岸に18ホールを移設するとして、予想される費用としてコースの設計委託料、仮設便所設置費及びカップ等の材料費などを見込んだものでございます。 次に、2点目の賛成、反対の署名は今後の計画にどう影響するかについてでございますが、賛成、反対の署名や御意見をいただいておりますが、11月28日には新たに「市民の声」運動といたしまして、1,621名の多数の方にのぼる賛成の署名を新たにいただいております。市民の皆様に多くの関心を持っていただきましたことは、今申し上げましたとおり、感謝申し上げるところでございます。今後は、これらの署名も参考にさせていただき、関係する皆さんの御意見を十分お伺いし、緑地公園内でマレットゴルフや散歩を楽しんでいただくためにはどうすればいいのか検討し、結論を出してまいりたいと思っております。できますれば、市民を代表される議員さんのお立場からも御自身のお考えをお示しいただければ、大変ありがたいと思っております。 要旨4、事業案の見直し再検討について申し上げます。 18年度事業は、先日も御答弁申し上げましたが、虹のテーブル、虹のかけはし、市民満足度調査などで市民の皆様からいただいた御提言を18年度事業に反映させていくために、職員がみずからもアイデアを出し合い、先進地調査を行うなど検討を重ねた上、提案させていただいたものでございます。この中で、私自身の本来的な提案というもので大きなものは、「あいさつ運動」と「もったいない運動」でありまして、ほかのものはほとんど市民の方の、また職員のアイデアでございます。 これらを賛成、反対ということで申し上げますと、提案いたしましたすべての事業で賛成が反対を上回っておりました。しかし、いただいた御意見の中には、議論のございました循環バスの見直しや、マレットゴルフ場の整備、また駅前の中央自転車駐車場、60歳以上の入館料の有料化など貴重な御意見が多数ございます。今後、これらの御意見も参考に、すべての事業について再検討を行ってまいりたいと思っております。 なお、再検討の結果につきましては、市報等を通じて市民の皆様にお知らせをしてまいりたいと思っております。 以上でございます。          〔1番 岩田修二議員「議長」と呼ぶ〕 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  何点か再質問させていただきたいと思います。 「今ある公共施設を安全に、長期にわたって使用する」の項の順位づけでありますが、最初の質問でも申し上げました、市庁舎とかいわゆる避難所、当然大事でありますが、とりわけ市庁舎は昭和39年の建設ということでかなり年数が来ている。ただ、ことしの訓練ですか、代替施設、とりわけ消防本部がすぐ歩いて5分ぐらいのところにあって、いざというときには消防本部も災害対策本部にできるという想定も計画されているようであります。 私が言いたいのは、やはり未来を担う子供たちのために、代替施設のある施設については少し遅らせてもいいんじゃないかと、こういう提案を申し上げましたんですが、再度、その辺の考え方についてお聞きしたいと思います。 ○議長(善財文夫)  丸山総務部長。 ◎総務部長(丸山尊)  議員御提案のように、私もやっぱり子供たちの通う学校とかを最優先すべきというふうには考えていたわけですが、先ほど市長から答弁申し上げましたように、中越地震の教訓、それと総合大学でトップマネジメントの危機管理を市長が受けて、その指導等を……。ことし、私も新潟の川口町へ視察で行ったときに、やっぱり川口町の庁舎もやられたということで、特に夜、電気の設備等もだめになってしまったと、非常に苦労したというお話も聞いておりますので、やっぱり市役所というのはいろんな情報が集まっているところでもありますし、そこが地震等でやられてしまうということは、やっぱりそこから発信する災害対策のいろいろなことが支障を来してしまうということがありますので、今言ったように39年と古い建物ですので、それと、うちの方は西館に非常発電装置がございまして、電気が止まったときにそこで発電するようになっていますので、それもつぶれてしまうと電気系統すべてだめになってしまうということでありますので、そういうものをちゃんと補強して、市民の皆さんが安心できるような災害の対策本部ということで、そこから安心・安全をやっていきたいと、そういうことで今回、市役所と西庁舎については優先させていただきたいということでありまして、小学校についても順次それはやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  最後に小学校の話が出ましたが、須坂小学校、今回12月補正で第2次耐震診断というのが、第2次という意味が私にはよくわからないんですが、一応予算計上され、新年度に多分、耐震補強工事が行われるんだというふうに思いますが、11校あるわけですね、小学校。耐震補強工事が必要ない学校も多分あるんだろうと思いますが、先ほど市長の答弁の中で、後期5カ年計画の中では何としてもやりたいということですが、具体的な実施計画等、早くやりたいという希望を持っておられるようですが、どういうふうになるのかお聞かせいただければと思います。 ○議長(善財文夫)  丸山総務部長。 ◎総務部長(丸山尊)  第2次耐震診断というのは補強工事に向けての診断でありまして、耐震診断はほとんど済ませてございまして、今回の補正予算でお願いしていますのは、須坂小学校の第2次の耐震の予算をお願いしておりまして、耐震の補強工事につきましては、今策定をしております18年度からの実施計画の中に盛り込んでいきたいと思っております。いずれにいたしましても避難所になるところを優先に、小学校を順次やっていきたいと思っていますが、建築年度に合わせてやっていきたいと思っておりますが、今、第四次総合計画の後期の基本計画をつくっておりますが、その後期の基本計画の期間内にはすべて耐震の診断をして工事が終わるようにしていきたいと、そういうことで今、計画をしておるところであります。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  保育所の問題もあるわけですが、最後に私、保育所の環境についての質問がありますのでその場でやらせていただきたいと思いますが、いずれにしても予算、財政状況という話ばかり出てきて非常に不満も残るわけですけれども、子供たちの安全を守るためにいろんな、施設ばかりじゃなくてソフト面でもいろいろささやかれていますけれども、ぜひこれは御努力をお願いしたいというふうに思っています。 マレットゴルフ場の問題であります。 それぞれ、今回のみんなで考える18年度予算を見ますと具体的な計画、先ほどちょっと市長も触れられましたが、右岸のものを左岸の方へ移すんだということ。私、うわさと先ほど質問の中で触れさせていただきました。右岸の方でも1から9までは残すんだとか、10から27までは残すんだとか、いろんなうわさが私の耳に聞こえてくるんですが、じゃ、一体どうなんだと。右岸を全部なくしてしまうのかと、この点についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(善財文夫)  三木市長。 ◎市長(三木正夫)  当初の案は、右岸を全部なくすという案でございました。途中いろいろな御意見がございましたけれども、右岸の一部を廃止して、一部は残したらどうかということも検討している段階であります。いろんな案がございますので、そのたびに検討することによって、またいろいろな御意見をお聞きして、よりよい案にしていきたいという考え方でございます。 以上です。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。
    ◆1番(岩田修二)  まだ、いろいろあるということですから、多分3月の市報にそのことが固まるというふうに思いますが、当初の計画の左岸に移すという部分、18ホール270万かけて造成をするということですが、左岸にも散歩コースというか遊歩道というか、そういうものが整備されていますね、すると左岸に移してもまた同じような状況ができるんじゃないかなというふうに私は懸念をするわけですが、その辺はどのようにお考えになっておられるかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(善財文夫)  一色教育次長。 ◎教育次長(一色修治)  今、市長が答弁しましたように、右岸にあるものの一部を左岸に持っていくというようなことで、右岸と左岸との役割分担といいますか、そういうようなことは生じてくると思います。現在、散歩のコースについてもできれば活用していきたいというふうに思っております。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  今回、こういう提案をされたのは、いわゆる散歩している人とか、家族でふれあいを求めて緑地公園へ来られる人たちとのトラブルがある、あるいは遠慮しがちに使っているという、今の教育次長の答弁だと、また並行してやっていくという話になると、また同じような事象が起こる可能性があるんじゃないかと思うんですが、その辺はどういうふうに考えておられますか。 ○議長(善財文夫)  三木市長。 ◎市長(三木正夫)  役割分担ができるところはできるだけして、共生できるところは共生していくという考え方であります。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  須坂市にはいろいろなマレットゴルフ場があるんですが、この際、先ほど市長の答弁で、議員もみずからの考えを述べろというふうなことがあったんですが、やっぱり専用の競技場といいますか、コースといいますか、つくるべきではないかなというふうに私は思うんですよね。千曲市に、河川敷に立派なマレットゴルフ場があったり、小布施はハイウエーオアシスのそばにあったり、どこがいいかと言われるとすっと頭に浮かぶのは、福島マレットゴルフ場をもっとコースを拡大して、場所があるかないかはちょっと私は見ていないですけれども、そういう1カ所にまとめて競技専門の場所ということで、そういうお考えはあるのかないのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(善財文夫)  三木市長。 ◎市長(三木正夫)  専用のマレットゴルフコースということなんですが、今のところ、いろんなマレットの団体の方からは専用コースという話はお聞きしておりません。 私はマレットを愛する方が大変ありがたいと思うのは、今あるところを活用していいコースにしたいという希望であります。この財政難で、小学校の今お話のあった施設を整備しなければいけないときに、今あるマレットゴルフコースを利用してできるものですから、私はそれを利用していただくのは最高だと思っています。それからもう一つ、マレットゴルフコースが河川公園にあることによりまして、またいろいろな面のふれあいもできるのも確かであります。また、あそこへ遊びに行った方が、動物園へ行った後マレットゴルフをするとか、そういう面の複合的なレジャーを楽しむことができるということでありますので、私は須坂のあのコースで、市民の方々がそれぞれの楽しみ方をするということが大切だと思っております。 また、福島のマレットコースにつきましては非常にいいコースでございますが、あそこは市街地から離れているということで多少の不便があるということもございますので、あそこにだけ専用コースを設けるというのはいかがなものかというふうに思っております。 以上です。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  最初の答弁の中で、11月28日には市民の声運動としまして1,621名の署名というのがありました。これは賛成ということですから、右岸のマレットゴルフ場をなくせというのか、縮小しろというのか、これは共存ができないというか、私のひとりよがりかもしれませんが、そういう実態ではないかなというふうに思うんですよ。そこへ来られた方は、多分みんな署名をお願いをしたんだというふうに思うんですが。そういう点から見ると、今市長が言われた相乗効果がないとは言えませんけれども、その負の面の方が私は少し大きいのかなというふうに思うんですが、もう一度その辺の考え方をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(善財文夫)  三木市長。 ◎市長(三木正夫)  出された意見は、市の案に賛成ということでございます。そして、私は直接いろんな方のお話をお聞きする中で、散歩する方の中でも、マレットゴルフもやることを認めてはどうかという御意見もあります。すべての御意見の中で、いろいろな御意見がございますので、その中でお互いにうまくいくように考えていくというのが私は大切だと思っております。これからの世の中は、オール・オア・ナッシング、是か否かだけではなくて、お互いにそれぞれのことを思いつつ共存していく、共生していくということが非常に大切だと思っています。マルかバツかという考え方でなく、うまくやっていくということが非常に大切だと思っています。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  市長の決断をお伺いしました。当然いろいろな部分で共存していく必要があろうかと思いますので、ぜひ英断も含めた、よりよい方向を見出していただければと、こんなふうに思います。 次の質問に移らせていただきます。 2005年人事院勧告についてお伺いします。 人事院は、国家公務員の労働基本権の代償措置として、人事院が内閣と国会に対して国家公務員の給与について、その是正を勧告していることは御承知のとおりであります。自治体に働く職員については、基本的には人事委員会が設置され、その勧告に基づいて給与改定が行われていますが、小規模の自治体においては独自の人事委員会を置かずに、給与の改定については人事院勧告に倣って行われるのが実態だと承知しております。2005年人事院勧告については、ことし4月からの給与を0.3%減額し12月の手当で調整するということと、2006年度から新たな給与制度を導入しようというものになっています。今年度分については、今議会冒頭、関係条例の改正が提案され、既に議決されているところですが、来年度からの制度改正については、これから議論されるところと思っています。 そこで、人事院勧告による2006年以降の制度改正の内容はどのようなものか。 2点目、須坂市財政への影響はどのようなことになるのだろう。 3点目、個人消費を中心とした地域経済に与える影響をどう考えているかについてお伺いします。 ○議長(善財文夫)  答弁を求めます。-----丸山総務部長。 ◎総務部長(丸山尊) 〔登壇〕 それでは、人事院勧告についてお答えをいたします。 2006年以降の制度改正についてでありますが、人事院は平成17年8月15日、平成17年の給与勧告を行いました。その内容は、平成17年分と平成18年分以降に分かれております。平成17年分については給与額の月額を改定率0.3%の引き下げ、それと扶養手当のうち配偶者に係る支給月額の500円の引き下げ、3番目に期末・勤勉手当(ボーナス)を民間の支給率に合うよう0.05カ月の引き上げということであります。11月30日の議会初日に御説明をしたとおりであります。平成18年以降分については給料月額の平均4.8%の引き下げと、地域の関連手当の拡充、新たに昇給制度の導入、給料表構造の見直しを柱としている給与構造改革を、5年間かけて実施するよう求めているものであります。 具体的には、1番目でありますが、給料表の一新であります。給料表の全面改正は昭和60年以来20年ぶりになりますが、現行の給料表の構成を再編し、また、勤務成績をきめ細かく昇給に反映できるよう現行号俸を4分割し、号俸間の差額を現在より小幅なものにするものであります。主事級の職員を対象とする現在の1級と2級を統合して新1級に、主査級の職員を対象とする現在の4級と5級を統合して新3級に、また、給料表構造の見直しでは全体として平均4.8%引き下げますが、年齢層ごとに異なる引き下げ率を設定をし、新卒者は引き下げを行わず若手の引き下げ率を抑え、30歳代半ば以降の職員については最大7%引き下げるというものであります。 次に、2番目に、「地方の地場企業の給与水準に比べ公務員の水準は高い」との声から、給料表の構造の見直しを行います。給料表を平均4.8%引き下げ、新設される地域手当で地域との水準を調整することとしております。人事院では、全国6ブロックに分けて地域別官民較差を算定をし、地域の状況に合わせ地域手当を新設するものであります。地域手当の支給区分は、18%、15%、12%、10%、6%、そして3%の6段階があり、18%は東京都のように水準の高い地域が対象です。長野県内では、長野市、松本市、諏訪市、塩尻市が3%の地域手当支給対象地域となっております。 3番目に、「公務員は勤務実績に関係なく年功序列で給料が上がり厳しさに欠けている」との批判を踏まえ、現在の普通昇給と特別昇給を統一し新たな昇給制度(査定昇給)を導入するとともに、勤勉手当での成績区分の拡大を図ります。勤務成績で昇給額に、より、めり張りがつくようにするというものであります。 以上が平成18年以降の制度改正の主なものでありますが、今後、当市につきましては職員団体、労働組合との協議に応じ対応してまいりたいと思っております。 次に、2点目、市財政への影響はどのようなことになるのかであります。人事院勧告を完全実施した場合でありますが、国家公務員では新給料月額が支給される職員、約3割、旧給料表の現給保障は約7割とのことですので、当市の一般職員の人件費については、ほぼ横ばいで推移するものと考えております。 3点目、個人消費を中心とした地域経済に与える影響をどう考えているかについてでありますが、消費にかかわる地域経済に与える影響は少ないものと考えております。          〔1番 岩田修二議員「議長」と呼ぶ〕 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  今、いろんな面で公務員バッシングがあるわけでありまして、それを受けて人事院が20年ぶりという大幅な給与構造の改定をしたわけであります。今、答弁の中では7%現行賃金から引き下げ、当面現給保障というようなこともあるわけでありますが、これは非常に大きいことだというふうに思っているんです。1番はやはり地域経済に与える影響だというふうに私は思うんですが、公務員と呼ばれる人たちは市役所職員だけではないわけでありまして、須坂には多分1,000人以上、警察官も学校の先生も、本当の、本当のという言い方はありませんが国家公務員も含まれていると思うんですが、また、その公務員賃金を基準にして、地場産業等いろんな部分の給与賃金等も決められている実態があるんではないかというふうに私は思っています。 その点で再度、地域経済に与える影響は余りないというふうな答弁でしたけれども、こういうことを全部踏まえると、私は相当な影響が出てくるんではないかなというふうに思っているんですが、その辺、もう一度お考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(善財文夫)  丸山総務部長。 ◎総務部長(丸山尊)  人事院勧告の内容については議員も御承知と思いますけれども、全国の、企業規模が100人以上かつ事業所規模で50人以上の事業者、これ全国で約4万事業所がありますが、そこから約8,300の民間事業所の、約35万人の個別給与の実態を調査をいたしまして、民間との較差を踏まえて、この民間に準拠してその人事院勧告がなされております。そういうこともありまして、地域の経済に与える影響というのも、それは多少あるかもしれません。でも私ども、経済とか雇用情勢いろいろ変化をしている中では、やはり自分自身でもむだなところは抑える、例えば遊びに行くのを、今まで10回遊びに行ったのを1回抑えるとか、それは当然どなたもやっているものと思っておりますので、地域経済に与える影響、そんなにはないものと私どもは思っておりますけれども、よろしく御理解いただきたいと思います。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  財政を語るときに、よく富士通の業務縮小という話が出てきますね。結局は固定資産税とかいろいろあるわけですが、そこに働いている人たちの住民税なり所得税が減ってきているという、そういう実態だと思うんですが、ですから所得水準が下がるというふうには決して思ってはいませんけれども、上がらないという実態がやはり出てくるわけですね。そうすると将来的には須坂市の財政的に、いわゆる市税収入の面から考えると影響が出てくるんではないかというふうに思うんですが、そういう観点からはどんなふうにとらえておられるか。 ○議長(善財文夫)  丸山総務部長。 ◎総務部長(丸山尊)  それは、議員おっしゃるとおり、そういうこともあると思いますけれども、公務員の賃金は結局そういうものに準拠してやっているということもあるので、私どもの方が給与を下げたから民間の給与が下がるということではなくて、逆ですからね今の方式は。そういうものでありますので、市税収入もそれは当然、景気が悪くなれば全体的には減ってまいりますけれども、それはそれなりに、そうなる現象ですから、それは給与下げておいて市税収入だけたくさんもらいたい、それはおかしな話になってまいりますので、当然そういう現象は起きてくると思いますけれども。で、やはりこういう不景気なときには抑えていく、いろんなものを抑えていく、自分自身の生活も抑えていくのは当然だと思っていますし、市の仕事等も、それは抑えていかなければならないことが出てくるのではないかと、そんなふうに思っています。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  また、財政問題にも絡む部分でありますので、別の機会にそれは譲らせていただきますが、私の勉強したところでは、いわゆる日本の経済を支えているのは、6割と言われる個人消費だというふうに私は勉強した経過がございまして、今、悪循環になっているというのは私は事実だというふうに思うんです。労働者の待遇をどんどん、待遇というか年収を減らしていって大手企業だけもうかると、こんなばかな世界は私はないと思っているんで、それは私の持論ですからそれ以上のことは申し上げませんが、そんなこと言いながら次の質問に移らせていただきたいと思います。 学校給食についての質問でございます。 要旨の1、学校給食センターについて。 学校給食センターは、昭和48年2月に学校給食共同調理場研究委員会が発足したことから、その歴史が始まっています。センター化構想が公表された当初は、学校給食を守る市民の会が中心となって、センター化反対運動が展開されたことを記憶している市民はもう、そう多くはないかもしれません。結果的には昭和51年8月から給食業務が開始され、既に29年が経過しています。この間、設備の更新は随時行われて、資料を見る限り近代的なものとなっていますが、施設については平成11年に増改築工事が行われているものの、建設後30年が経過しているためか、かなり老朽化してきているのではないかと思っています。また、近年は衛生的なドライシステムを取り入れる施設もふえていると聞き及んでいます。 そこで、以下の点についてお伺いします。 1点目、学校給食センター施設の老朽度はどの程度なのか。 2点目、新たな改修計画はあるのかお伺いします。 要旨2、学校給食を自校方式に転換することについて。 ことし6月、食育基本法が制定されました。この法案の提出理由として、「近年における国民の食生活をめぐる環境の変化に伴い、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための食育を推進することが緊要な課題となっていることにかんがみ、食育に関し基本理念を定め、及び国・地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、食育に関する施策の基本となる事項を定める必要がある」と説明され、その食育基本法の前文には、「国民一人一人が、「食」に関して信頼できる情報に基づく適切な判断を行う能力を身に付けることによって、心身の健康を増進する健全な食生活を実践するために、今こそ、家庭、学校、保育所、地域等を中心に、国民運動として、食育の推進に取り組んでいくことが、我々に課せられている課題である」と述べられています。さらに、第20条には学校、保育所等における食育の推進について規定されています。この法律の成立をどのようにとらえているか、お伺いします。 2点目、学校給食を自校方式に転換することについて。 須坂市における学校給食センター化は、比較的早い段階に導入されており、長野県内では、まだ半数程度の自治体でしかセンター化されていないとお聞きしています。食育基本法の成立、地産地消の推進、さらには学校給食センター施設の状況等を総合的に判断して、この際、学校給食を自校方式に順次転換すべきではないかと思いますが、御所見をお伺いします。 ○議長(善財文夫)  答弁を求めます。-----三木市長。 ◎市長(三木正夫) 〔登壇〕 3番目の学校給食のうち要旨2、学校給食を自校方式に転換することについて御答弁を申し上げます。 初めに、食育基本法の成立をどのようにとらえているかについて申し上げます。 食育基本法は、食育を総合的・計画的に推進することを目的に、本年7月15日に施行されました。前文には「今こそ家庭と、学校、保育所、地域等を中心に国民運動として食育の推進に取り組んでいくことが我々に課せられている課題である」と示されております。 私は、食育の基本はまず家庭にあるという考え方でございます。少なくとも、3食のうちの2食は家庭でとるわけでございます。家庭を中心に食育をしていくことが非常に大切だと思っております。 次に、須坂にはすばらしい食文化がございます。また、食育とは言っておりませんが、既にそういう活動をされている団体が幾つもございます。例えば、食生活改善推進の方、保健補導員の方も食事には気を使っておられます。民生委員の皆さんもそうでございます。また、秋ごろ行われました「信州すざか秋の収穫祭」で活躍された方々も、食のことについては非常に心配りをされておられます。 また、ことしから農業小学校を始めました。その本来の目的は、自然の楽しさ、厳しさ、そして食の大切さ、農業の大切さを学ぶということでございます。ぜひ、皆さんには一度、農業小学校の授業風景を見ていただきたいと思います。先日は、そば打ちをされました。次回の予定はもちつきでございます。子供たちが苗を植え、そしてソバの種をまいて、そして収穫までを地元の農家の方々から教えていただいております。まさに、これこそ食育の基本であるというふうに思っております。食育は子供たちの心身の成長及び人格の形成にも大きな課題、影響を与えるものでございます。 なお、私は職員との対話の中で、保育園の保育士さんとの対話を重要視してまいりました。それは、なぜかと申しますと、保育園の時代の子供がこれから小学校、中学校、高校になって健やかに伸びるためには、保育園そして本当は家庭が大切ですから、保育園から家庭にいろんな情報を発信してほしいという意味で保育士さんとお話をしてまいりました。保育士さんも食育のことに関しまして、物すごく心配されていました。 食改の方、保育士さんから聞いた二、三の事例を申し上げます。 ホウレンソウのゴマあえを試食で出したところ、子供がお母さんに「これはどこのスーパーで売っているの」と聞いたそうであります。おいしいものはスーパーでしか作れない、売っていないということでございます。 2つ目は、肉ジャガが食べられない子供がいたそうでございます。肉ジャガは気持ち悪いということであります。 3つ目は、離乳食をあげたところ、お母さんが「こんな離乳食は気持ち悪くて子供にあげられない」と言ったそうでございます。ペースト状のものでございます。 もう1つは、「子供が好き嫌いありませんか」と聞きましたら、親御さんは「いやうちの子供は何でも食べますよ」と言ったところが、子供は好き嫌いは確かになかったのですが、全然かめないで、ほとんど飲み込んでいたそうであります。これは、いずれも須坂の例でございます。家庭がいかに大切かということでございます。 なお、須坂では法施行前に、既に学校給食での地産地消を取り組みながら、地域生産者と児童との給食交流を豊丘小学校、仁礼小学校で実施しております。小学校の学校農園では作物を育てております。 また、保育園によっては、近くの農家の方との交流もしております。 また、現在、庁内に健康増進プロジェクト会議を設けまして、その中で食育を中心とした推進部会を設け、健康な体と心づくりを目指す、健康増進のための施策を検討しております。 また、来年度は食に関する行事等をまとめた「食ごよみ」のようなカレンダーの作成や、すいとん、おやき、やしょうまなど、伝統的な食文化の作成方法をつくってまいりたいと思っておりますし、または食育に係る教育教材の購入等も考えてまいります。 2点目の、地産地消を推進するためには自校方式に転換すべきではないかということでございます。 自校方式、センター方式につきましては、県内の町村の場合には小学校・中学校の数が少ないですから、それぞれのセンターをつくるよりも学校でやった方が効率的だということで、自校方式が確かにございます。市レベルでは、19市中、13市がセンター方式でございます。 また、自校方式と地産地消とのかかわりについて、必ずしも一致できるものではございません。例えば、須坂市の学校を単位にとった場合に、米のたくさんとれるところ、果物のとれるところ、野菜のとれるところ、それぞれ、まちまちでございます。偏在しております。それらをどういうふうに調達するか、そういうものを考えた場合に、私は自校方式が必ずしも地産地消に結びつくものではないと考えております。このほかには、米飯につきましては須坂産の米を使っておりますし、野菜、果物についてもできる限り須坂のものを使っております。 今、申し上げましたように、自校方式にした場合に食材を安定して供給できるかどうかというのが問題になります。それぞれの学校にそういう給食施設をつくることによる経費がかかることも、もちろんでございます。 12月4日付の日本経済新聞で、民間の大型食品宅配サービス会社で、有機野菜を生産農家と年間契約を締結して賄っているということが大々的に報じられておりました。なぜ、有機野菜生産農家と直結して契約を結ぶかといいますと、消費者は安全で安心な野菜を食べたいということでございます。そのために民間の宅配サービス会社は、そういうことをしなければサービス競争に勝っていけない、そのためにこういう契約を結んでいるということでございます。結局は、地産地消はそこの経済を潤すこと、そして安全・安心の食材を食べるということでございます。私は、今申し上げましたように安定して供給される体制が確保されることによりまして、センター方式でも地産地消を十分推進できるというふうに思っております。 今のところ、今申し上げました理由で、自校方式の転換はかえってメリットがないというふうに考えています。 以上でございます。 ○議長(善財文夫)  一色教育次長。 ◎教育次長(一色修治) 〔登壇〕 要旨1、学校給食センターについて。 1点目の施設の老朽度はどの程度かでありますが、学校給食センターは昭和51年に稼働しまして、ことしが30年目になります。この間、主体構造部や床など一部を除きまして、施設の増築、改修、屋根の全面張りかえ、外壁の塗装も行い、施設内部では自動洗浄機、煮炊きがま、シンク等、ほとんど更新をしてきたのが実態でございます。 昨年、給食の汁物の中に異物が混入するという事例がありましたが、対策を検討する中でアスザックフーズ株式会社の御協力をいただいて、調理室及び作業について細かに御指導いただきました。職員が全員で話し合いをし、食の大切さを再認識するとともに、器具、白衣なども改善をいたしました。また、本年度は効率的なセンター運営を目指して、ボイラーの燃料の効率化を検討し、県の工業技術総合センターの指導をいただく中で改善を図り、燃料は現在、約10%の削減をするに至っております。これらの改善も全職員で知恵を出し合ったところから成果が出ております。 給食センターでは、児童・生徒の皆さんには安全で安心して食べていただける、おいしい安価な給食をつくるよう努力しております。今後も、現施設で対応してまいりたいと考えております。 次に、2点目の改修計画はあるのかでありますが、前段で説明いたしましたとおり施設の維持、管理をしてきておりますし、今後とも修繕を加えながら施設を長く使ってまいる考えでありまして、大きな改修計画は現在ありません。          〔1番 岩田修二議員「議長」と呼ぶ〕 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  食については市長さんが述べられたとおりと、私も同じ認識を持っているところであります。だから、すべて家庭が基本ということは、重々、私も承知しているわけですが、3分の1は当然、学校なり保育所で子供たちは食をするわけでありますので、やっぱりそのことが私は、人生の3分の1という部分もあるかもしれませんが、非常に重要な部分も占めていると、そういう認識を持っています。したがって、給食についても地産地消という話を今、中心にさせていただきたいと思うんですが、こっちでつくったものを消費すればいいということじゃなくて、つくってからどういうふうに調理されて、どういうふうに食するという、その過程も私は非常に大事ではないかなというふうに思っています。その点、学校給食センターというのは、ただできたものを食べるだけ。 ことし、会派の視察で岡谷市の何中学校だったか、行ってまいりました。岡谷市は、私うれしかったのは、全部が自校方式、すべての学校に栄養士さんが配置されて心のこもった給食がされています。給食センターに心がこもっていないと言えばまたしかられますけれどもつくるところも見えるわけですね。そういうことからすると、市長の言われた肉ジャガが食べられないとかという問題は、早く解決できるんではないかなというふうに私は思っているんです。そういう意味で、ぜひ学校給食については、とりわけ小学校についてはこれから耐震工事も始まる、第2巡目の改修というか順番になってくると思うんですよ。財政的なことはこっちへ置かざるを得ない部分がありますけれども、そういうふうに考えると、これからの食育を考える場合には、給食室を設けてつくる場面も子供たちに勉強させる。今、朝食を食べてこない子供たちというのが、やっぱりまだ多いと思うんですよね。まだ多いというか、多い。そういう実態があるから、うちに包丁もない、まないたもない、そういう家庭が非常に多いという時代の中で、そういうことがうんと必要ではないかなというふうに私は思っているんですが。 学校の改築の絡みも含めて、再度、基本的な考え方を、自校方式に転換していくというお考えについて、もう一度お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(善財文夫)  三木市長。 ◎市長(三木正夫)  今、家庭で料理しないからその調理の現場を見せたらどうかということなんですが、私は、あくまでも家庭でお母さんなりお父さんが料理するところを見て、自分も一緒にやるということが大切だと思っております。人間というのは見ているだけでは覚えるものではありません。やっぱり自分で体験して、手を切ったり、またいろんな野菜を洗ったりするということが大切だと思います。また、親子とか家族のふれあいが、そういうところでできるのだというふうに思っております。 以上です。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  市長の言うとおりですよ。ただ、それが現実ではないという家庭が圧倒的に、こちらの問題じゃない、都会の問題というふうにとらえられるかもしれませんが、そのことができないから、ある程度、学校教育で補えという、そういうふうな私の考えもあるわけですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(善財文夫)  三木市長。 ◎市長(三木正夫)  私は、都会の問題だからということでお答えしているのではありません。先ほどお話ししましたように、須坂市でも先ほど申し上げました事例がございますので、そういう事例をなくすためには、家庭にもう少し食育を進めるべきではないかなということであります。それ以外、学校でも、給食室がなくても学校の先生が、また教えてあげることというのはたくさんあると思います。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  毎回、見解の相違というふうに片づけてしまって、私も余りよくないんですけれども、譲れないところは譲れないんだというふうに思います。日野市へも、実は視察に行ってまいりました。あそこは20年来ずっと地産地消で、自校方式で給食を供給をしているんですね。東京の近郊型農業ですから、何でもつくればできるというのがありますけれども、1校にすれば食数が150とか200の食数ですから、かなり安定した、地域に協同組合なりをつくってやればできるということだと思うんですが、ただ、給食センターだと大量に調理をしなければならない。したがって、ジャガイモでも同じ大きさのものをそろえなければ、何キロだか何百キロだか、そういうふうになるといわゆる地産地消というのはどうなのだろうかと、つくる側にも相当影響が出てくる。自校方式にすれば、ある程度の手料理も、これから食数が少なくなるから可能だというふうに私は思っているんです。そういう面でも自校方式の給食を推進すべきだと思いますが、しつこいようですが教育長先生はどういうふうにお考えですか。 ○議長(善財文夫)  宮本教育長。 ◎教育長(宮本経祥)  私は、自校のときも知っていますし、それからみそ汁給食だけの経験もありますし、それから51年から始まった、あのときの新聞記事なんかも今、頭に浮かべているわけですけれども、体験してみて、それぞれ特色あると思います。しかし、やっぱりどこをとるかというのは理想と現実というものがありますので、その中で、最大公約数どれでいくかというと、今話題になっていますように学校給食センター、今のこれだけ進んでいるこの中で、子供たちも非常に今、一食についても神経質になっている状態ですね。例えば、異物混入の話も出ましたし、食の好き嫌いも出ましたし、そういう中で、2コースあるわけですけれども、それぞれ献立表を見ながら、そして家庭でも承知していただきながら、それで食べていくという今の給食センターの方式というのは、今はこれがやっぱり一番いいんじゃないかなというふうに私は考えております。 いろいろ話せば長くなりますけれども、とりあえずはそう思っておりますので、またいろいろお聞かせいただきたいと、そういうふうに思います。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  まだ、意見がかみ合うには相当時間がかかりますので、次の質問にさせていただきたいと思います。 保育所の整備充実について。 要旨1、施設の整備について。 保育所への入所園児数は、少子化傾向の中でもそう大きな変化がなく推移しているものと認識しています。そして近年は、産休明けの0歳から保育を希望している保護者がふえていると聞き及んでいます。しかし、須坂市の公立保育所12園の中で0歳児を受け入れる施設があるのは、東部、日野、井上の3保育園だけであり、保護者の要望にこたえるためだと思いますが、0歳児受け入れ施設のない保育所に入所するため、1歳になるまで待って保育所に入所させるケースが毎年発生しています。 このようなことは、子供や保護者にとって精神的な面はもとより、施設の面でも不安があるのではないでしょうか。保護者の要望にこたえるためにも、すべての公立保育所に0歳児受け入れ施設を整備すべきではないでしょうか。 2点目、多くの保育所は建設してから相当年数が経過し、老朽化してきて、補修改築が必要となってきていることは否めない事実です。とりわけ、平成8年に策定された保育所の統廃合計画の対象となっている保育所については、平成8年以降ほとんど手が加えられていないのではないでしょうか。みんなで考える18年度事業の中には、新規建物を建設するよりも修繕や耐震補強工事をして、今ある公共施設を安全に長期にわたって使用することを提起しています。この考え方を素直に解釈すれば、保育所の統廃合計画は実現されないことになるのではないでしょうか。この際、見通しの立たない保育所の統廃合計画を白紙に戻し、現施設の整備充実を図るべきと考えますが、いかがでしょうか。 要旨2、保育環境の充実について。 保育士の配置基準については、平成15年6月定例会に私が、またことしの6月定例会で土谷議員が一般質問で取り上げています。 ことしの6月定例会の市長の答弁では、保育の充実に当たっては保育士の配置基準は大きな要素でありますことから、保育所あり方懇話会での意見をちょうだいするとともに、今後とも検討してまいりますと言われております。しかし、今開かれている保育所あり方懇話会を3回傍聴させていただきましたが、配置基準についての議論は1度もなされておりません。今後、どのように検討され、いつ答えが出せるのかお伺いします。 2点目、保育所における保育は、すべての年齢で年齢別保育が保障されるのが自然ではないでしょうか。須坂市の現状は、3歳未満児と一部の保育所において混合保育を行っているものと思いますが、すべての年齢で、年齢別保育ができる体制ができないのかお伺いします。 ○議長(善財文夫)  答弁を求めます。-----三木市長。 ◎市長(三木正夫) 〔登壇〕 4番目の保育所の整備充実について御答弁申し上げます。 最初に、要旨1、施設の整備についての1点目、すべての公立保育所に0歳児受け入れ施設を整備すべきという御提言でございますが、この部分は、意見がかみ合うんですけれども、財政上の問題でかみ合わないということだと思うんです。 保育園で0歳児を受け入れるためには、国の福祉施設最低基準により、乳児室または匍匐室、調乳室等の設備が必要となります。現在、須坂市では私立保育園5園、公立保育園では3園で受け入れております。公立保育園では、平成6年度から井上保育園で受け入れを始めましたが、拠点園での受け入れを基本としております。 議員御質問の、1歳になるまで待って保育所に入所するといったことがございましたが、現在、須坂東部保育園の0歳児の入所は2名でありますので、保育に欠ける状況がある場合には、場所的な問題もございますが、福祉課へ御相談いただきたいと思います。きのうも御答弁申し上げましたが、保育園に限らずいろいろな形で、議員の皆さんが市民の皆様から具体的な困ったこと、要望がありましたら、ぜひ各課へお話ししていただきたいと思います。私ども、できるだけ知恵を絞っておこたえしてまいりたいと思っております。 0歳児保育の拡大につきましては、各保育園で施設整備するということでなく、統合保育園等の施設整備に合わせて実施してまいります。 次に、統廃合計画について申し上げます。 保育園の統合計画の見直しについては、現在、保育所あり方検討懇話会において、保育園への民間活力の導入、保育サービスの拡充、幼稚園・保育園の連携等と合わせ検討しているところであります。統合につきましては、その必要性や保育園の規模、施設整備の状況、統合を考える視点といった現在の統合計画の課題等を協議いただいております。懇話会の御意見を踏まえ、統合経過の見直しについて具体的な検討を進めてまいります。 なお、統合に当たりましては、市民の皆さん、また議員の皆さんの御意見をじっくりお聞きして決めてまいりたいというふうに思っております。 保育園の施設・設備の整備につきましては、15年度、16年度に北旭ケ丘、高甫保育園のテラス修繕を行うなど、修繕費用の計画的な執行に努めております。また、今年度は各保育園へ、要望のありましたファクスの設置や、豊丘保育園において外灯2基を設置するなど、保護者の皆さんの御要望に応じてまいりました。 なお、統合計画の対象となっている保育園の施設修繕につきましても、児童の安全や衛生面を優先して、計画策定以降におきましても、これは現在ある計画でございますが、公共下水道接続工事や3歳未満児用トイレの増設、改修、保育室の床修繕など、保育環境の整備に努めております。 次に、要旨2、保育環境の充実について申し上げます。 保育士配置基準の見直しですが、須坂市では平成12年度から1歳児に対する配置基準を、国基準は6対1でございますが、5対1に緩和しております。保育士の配置基準の緩和につきましては、保育園、保護者会連合会等の皆さんから御要望をいただいております。岩田議員が傍聴されました第2回、第3回、第4回のあり方検討懇話会においては、配置基準についての具体的な議論はいただきませんでしたが、去る12月1日に開催いたしました第5回の懇話会におきまして、現在の配置基準は緩和すべきとの御意見をいただいております。「小学校1年のクラスでも30人に満たないクラスがある中で、四、五歳児の30対1は考慮すべきではないか」とか、「2歳児は6対1であるのに、3歳児になると急に20対1となる。そのギャップは大きいのではないか」、あるいは現場の保育士の意見としては「ぜひ、3歳児の基準を緩和してほしい」といった御意見がございます。こうした御要望や御意見を踏まえ、18年度予算編成の中でさらに検討してまいります。 年齢別保育について申し上げます。 須坂市では、原則的に一、二歳児は混合保育、0歳児及び3歳以上児は年齢別保育を行うものとして職員配置を行っております。しかし、一、二歳児の園児数や保育室が確保できる等の施設の状況によりまして、配置する保育士数の中で、一、二歳児も年齢別保育が可能となる園もあり、現在、すべての年齢で年齢別保育を実施している園は12園中7園となっております。一、二歳児を混合としている園の理由としては、保育室が確保できない園が3園、一、二歳児に対する職員配置が2名であることから混合としている園が2園といった状況でございます。年齢別保育についての基本的な取り組みについては、現状どおりとしてまいりたいと考えております。 以上でございます。          〔1番 岩田修二議員「議長」と呼ぶ〕 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  冒頭、意見がかみ合うところがあってうれしいところですが、ただ、施設の改善、保育所について言うと、必ずといっていいほど「統廃合計画がある」「保育所のあり方検討懇話会の結論をまってから」。統廃合計画は平成8年に立てられたものでありまして、その間、先ほどもちょっと私触れさせていただきました、統廃合計画があるから施設の大きな改修、例えば0歳児の施設等も、それを見てからという答えしか戻ってこないんですね。それじゃ、いつやるんだと。最初の平成8年度の統廃合計画は、東部保育園は当然まだ財政状況がよかったですからできましたけれども、それ以降については全く見通しがついていないわけですね。多分、実施計画に担当課は上げていると思うんですが、それが先送り、先送りということなんですが、期限のめど、やはりこれはきちっとしてほしいというふうに思うんです。とりわけ須坂保育園、須坂南保育園、これ統合計画の園になっているわけですが、施設そのものは多分、昭和40年代の建物ではないかというふうに思うんですね。そのものを放置して、例えば湯っ蔵んどに5,700万円かけるなんていうのは、私はとんでもない話だと思っているんですが、まあ湯っ蔵んどの話ではありませんから言いませんけれども、ほかに重要なことがあるじゃないかということを私は常々主張しているんですが、その辺の基本的な考え方をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(善財文夫)  山上健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(山上茂明)  施設整備の関係で期限を明確にしたらどうだというような、こういうことでございますけれども、先ほども答弁申し上げてございますけれども、現在やはり、保育所あり方懇話会での議論をいただいている中でございます。そんな関係で、6回目を来年1月27日に開催をしていきたいと、こんなようなところまで来ておりまして、その中でまた報告の取りまとめ協議をいただくと、そんなことを予定しております関係から、保育所の統合計画、民間活力の導入等について、やはりこうした中でも懇話会の御意見を踏まえて、主として具体的に進めていくという考えになるわけでございますけれども、一応そんなことで御理解をいただきたいと思います。 また、保育園の施設整備の関係につきましては、統廃合は別としまして、必要な修繕等の箇所につきましてはそれぞれ毎年、計画の中で進めております。 そんな関係でございますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  今、私がお尋ねしたのは期限を明確にすべきだというふうにお尋ねしたんですよね。何か、ちっとも答えになっていないんですが、懇話会、いいですよ、いろんな意見が出てきます。統廃合計画、皆さんに言わせるとまだ捨てたわけじゃない。検討して、実施計画に上げて、毎年けられる。じゃ、いつそのことが実現するんだということが全くわからない中で、それができるまで待っていろと言われても、これ、承知できる話じゃないと思うんですが、その辺もう一回。 ○議長(善財文夫)  三木市長。 ◎市長(三木正夫)  まず、今、統合計画を見直している最中でございますから、あり方懇話会の中で一生懸命、検討しているときに、いつまでに統合して、いつまでに新しい園舎をつくるということを私どもが言うというのは、何かおかしくはないかなと思います。 それと、懇話会の意見が出たところで、また市民の方にお示ししたり、議会の皆さんにお示しして、その案で本当にいいのかどうなのかというのを議論していただく前に、私どもが、何年にどこの園を統合して建てるということを言うのは、何か矛盾しているような気がするんですけれども、そうでもないですかね。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  私が言っているのは、質問するたびに統廃合計画がありますからという、見直しのことは今市長がおっしゃるとおりです。確かに見直していますが、統廃合計画がありますからという答えなんですよ。そのことについてはどう説明されるんですか。 ○議長(善財文夫)  三木市長。 ◎市長(三木正夫)  今、前に決めた統廃合計画が今の時代に合うかどうかを検証していただいているわけですから、その今度新しく出る案をまた検討しまして、その際にはきちっと、いつ、どこを統合してやりますと、そしてまた、改築しますということをきちんと出していきます。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  みんなで考える18年度予算、今ある施設を大事にするということとの兼ね合いは、市長どういうふうに考えていますか。 ○議長(善財文夫)  三木市長。 ◎市長(三木正夫)  先ほども申し上げましたけれども、使えるものは使っていくという考え方ですが、すべての建物をそのまま使っていくということではありません。小・中学校の校舎、体育館も必要がありますから改築していくわけでございます。保育園も同じでございます。ただ、保育園の中でも、今あるものを使えるものはできるだけ長く使いますし、統合等で、また古くなって建て直した方がいい場合には改築していくということでありまして、先ほどお話し申し上げましたように、ケース・バイ・ケースで考えるということが、私は大事ではないかなと思っております。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  0歳児保育の問題、先ほどもちょっと言いました、1歳になるまで待ってから保育所に、例えば10月とか、そういうケースもあるんだと思う。そうすると、4月当初0歳で入れた子供と年齢は何ら変わりないわけですね。そういう面で、施設面、施設のないところにそういう子供を入れる、あるいは保育士の体制も相当違ってくるんだというふうに思うんですが、その辺の見解をちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(善財文夫)  山上健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(山上茂明)  現在、国の基準の関係ですけれども、やはり満12カ月を過ぎた乳児は1歳児として受け入れると、こういうふうに基準はなっております。こういうことから、須坂市の対応は特に問題があるというふうには考えてはいないわけでございますけれども。また、こうしたケースの受け入れの関係に当たりましては、保護者の方に子供さんの状態、例えば離乳食の状況はどうであるとか、1歳児として受け入れ可能かどうか、大丈夫かどうかということを確認しておりますので、施設面あるいは保育士の体制、そんなところにつきましては問題は特にないのではないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  国の制度は確かにそうかもしれませんが、公立保育園の運営費は今、一般財源化をされていると思うんですよね。そういう面である程度、別に国の制度がこうだからというふうな必要はないと思うんですが、須坂市として0歳児は0歳児として受け入れる、いわゆる4月1日現在の年齢で受け入れることが将来の子供たちの発育とか、食育とか、そういう部分で非常に有意義ではあるというふうに思うんですが、もう一度御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(善財文夫)  山上健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(山上茂明)  ただいま申し上げましたように、現状のところは施設の関係、施設面も、そこにこうした受け入れをするということになりますと、やはり匍匐室といいますか、そうしたところの面積、そんなこともある程度確保していかなければならないというような、実情としてはそういうことがあるわけでございます。 そんな関係でございますので、やはりこうしたところも、施設の整備も含めて全体的に考えた中で計画を立てていくと、こういうことが必要ではないかというふうに思っております。 よろしくお願いします。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  それでは、配置基準。 最初の答弁の中で、18年度予算編成の中でさらに検討してまいります。ということは、これは、予算編成の中で検討をしていくということを素直に解釈すれば、じゃ、18年度からある程度の緩和措置は考えておられるということなのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(善財文夫)  山上健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(山上茂明)  保育士の配置基準でございますけれども、これにつきましては現在、新年度予算の新規拡大事業を検討する中で、先ほどもいろいろな御意見をいただいております。そんなことも考慮しながら、どの年齢の児童に対する基準を、どういった基準に緩和したらいいのか、そんなことを検討してまいりたいと、こんなふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(善財文夫)  岩田議員。 ◆1番(岩田修二)  職員の配置基準の緩和について、ちょっと市長さんの決意なり、お考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(善財文夫)  三木市長。 ◎市長(三木正夫)  今、お話し申し上げましたとおり、18年度予算編成の中でさらに検討していくということでございます。          〔7番 佐藤壽三郎議員「関連質問」と呼ぶ〕 ○議長(善財文夫)  佐藤壽三郎議員。 ◆7番(佐藤壽三郎)  この学校給食、それから保育所の質問に関して、私は、一つは今の内輪の中に集中させる部分、いわば一つの仕組みとしてとらえているんですけれども、この学校給食においても保育所においても、これがこうなったとすれば、片やにおいて民営化という部分がやっぱりこの須坂市の5万4,000人の維持、あるいは財政の保持のためには避けられない問題だと僕は思う。この部分に関して、市長さんはどのようにお考えですか。 ○議長(善財文夫)  三木市長。 ◎市長(三木正夫)  私は、寿楽園のときも申し上げまして、今そのとおりになってきているわけですが、市民サービスの向上と、それから最少の経費で最大の効果、財政の問題、その2点から民営化については検討すべきというふうに思っています。 せっかくの機会ですから寿楽園の関係について申し上げますと、先日、寿楽園の利用者の方が睦会のやすらぎの園へ出かけました。そこでおふろに入ったりして、あそこで過ごしてまいりました。そのときに、寿楽園の利用者の方の感想は、このままここにいたいという言葉をおっしゃったそうであります。私はそれを聞いて、本当にありがたいなという思いでありました。 ちょっと長くなりましたけれども、民営化に対する基本的な考え方は、そういう考え方でございます。 ○議長(善財文夫)  以上で1番岩田修二議員の質問を打ち切ります。 次に、22番佐々木啓佐義議員の質問を許します。-----佐々木啓佐義議員。 ◆22番(佐々木啓佐義) 〔登壇〕 12月定例議会の一般質問でトリを務めることになりました。理事者からの実のある御答弁をお願いをいたします。 年の暮れの迫る中で、小学1年生の女の子が殺害される事件が連続的に発生しております。私の孫も1年生の女の子でありまして、大変心配をしておるところでございます。 また近年、日本では殺人事件が多発しておることが外国人メディアから言われております。国を挙げて、この歯どめをするべく立ち上がるときではないかと思います。 通告に従いまして順次質問いたします。 初めに、教育行政についてお伺いしますが、いじめ、不登校対策の現状についてお伺いします。 今日、学校においてはいじめ、不登校対策には大変御尽力をいただいておることと思います。しかし、いじめや不登校はなかなか、なくならないのが現状かと思います。学校の御努力だけではどうにもならない状況もあるのではないかと思います。教育の原点は家庭にあると言われております。いじめる側の子供たちの家庭におけるしつけ方、つまり人の命を大切にすること、また、人の生きる道筋である倫理教育をしっかり行っているか等の問題があったり、また、親子関係や家族関係がうまくいっていなかったり等々の、毎日、寝食をともにする中ではぐくまれる子供の感性が、そのような状況をつくり出すのではないかと思います。 今日、青少年が安易に人の命を奪ったり、親が子、子が親を殺すという悲惨な事件が起きております。その要因も、基本的には親が子供をそのような行為に走らせない子供に育てる義務を怠った結果ではないかと思います。それは、基本的には子供を守れなかったことにもなると思います。子供たちがいじめに遭ったり、学習の中で、また、将来に対して大きな壁に突き当たって悩んだりしているときに、親は壁を突破する力を、また、乗り越える後押しをする役割を果たす立場にあると思います。このことに対して、学校では家庭教育にどう取り組んでいるかお伺いします。 次に、児童クラブについてお伺いします。 本年から、全小学校単位に児童クラブが開設されました。長年の要望が実現できましたことに、感謝を申し上げる次第であります。 日野小学校に開設されました児童クラブは、校舎から離れたプレハブの工作室であります。工作室ですので工作台があり、部屋の利用面積は3分の2程度であります。大変、狭く感じるものであります。8月に、利用する子供の父親から、暑くて子供たちがかわいそうだ、何とかしてほしいと、また過日、利用する皆さんから、場所が穴蔵のようなところであり、夏は大変暑くて子供たちには大変だったと、今度は冬を迎える中で寒さが大変だと思う、またトイレも校舎内で、遠くまで行かなければならないし、出入り口は体育館とプールの両壁の谷間のようなところで、環境は大変悪い状況にあるので何とかしてほしいと強く要望されました。 私は、2度、児童クラブを尋ねました。夕方5時半ごろ行ってみますと、20人近い児童が、ござを敷いた中の机で一生懸命に切り絵に取り組んでおりました。登録児童数は50人と言われておりますから、部屋は身動きができないほどだと思います。児童クラブの設置に当たっては、地区では、初めから旧日野保育園のホールにしてほしいと強く要望してきたところでございます。そのためにホールは残されております。しかし、ホールを利用するとなるとトイレの設備をしなければならないし、改装に大変金がかかるので、予算がない中では当面できないと、こういうことでありました。そして、このたび間に合わせ的に、現在の工作室に設置されたものであります。旧日野保育園ホールは小学校と保育園の中間にあり、ホールの面積も工作室より50%から広く、環境も大変良好であります。そこで、過日、私は市の担当職員に来てもらいまして、現場をくまなく見て回りました。 市内にある児童センターを利用する児童と、児童クラブを利用する児童たちとの施設の大きな格差をこの際是正するためにも、ぜひとも日野保育園ホールへ移動させるべきと思います。須坂市の将来を担う児童がよい環境で健全に成長するためにも、金にはかえられないものだと思います。市は、このことに最大限、努力する責務があると思いますが、日野地域児童クラブの移転にどう取り組むのかお伺いします。 次に、都市計画道路の進捗状況についてお伺いします。 この件につきましては、さきに北澤議員から都市計画道路の見直しについて質問がありまして、答弁がなされております。大変、進捗率が30%という低い現状は憂えるものでございます。ですから、この件については答弁は省略されてもよろしいです。 国の財政が危機的状況にある中で、道路整備は補助金の削減で遅々として進まない状況にあると思います。都市計画道路としての市道村山塩川線は日野小学校プールの北側で中断されております。さきに行われました日野地域づくり市民会議においても、ぜひとも須坂駅西口まで計画道路を開通させてほしいと強く要望されましたので、市長さんもこの件については十分御承知おきのことと思います。また、日野地区区長会と地元議員との懇談会の席上においてもこの件が出まして、早期開通を実現してほしいと強く要請されたところでございます。御案内のように、この道路は日野地区の中心を東西に縦貫する重要な道路であるとともに、国道406号線の迂回道路としての機能を持った道路でもあります。現在、計画が中断しております区間の事業化の見通しについてお伺いします。 次に、マレットゴルフ場について伺います。 先ほど、岩田議員からも一般質問がなされまして、大変論議をされたところでございます。須坂市にはマレットゴルフ場が4カ所あり、愛好者の皆さんからは、市に対して感謝の念を持っているところでございます。皆さん方、本当に喜んでおるのが実情でございます。 市報10月号に、百々川右岸のマレット場を廃止し、左岸に260万円かけて18ホールのマレットゴルフ場を増設しますと公表し、市民の意見をお寄せくださいと掲載されました。この記事を見た人から私のところへ、マレットゴルフ場について、なぜ急に右岸の廃止をするのかよく調べてほしいと電話がありました。今までの、このマレットゴルフ場を利用していた須坂市マレットゴルフ協会からは、反対陳情と反対署名簿が市へ提出されました。何か、陳情書については取り下げがなされたということでございます。 また、長野県マレットゴルフ連盟須坂支部からは、賛成の署名簿が市へ提出されました。市報12月号では、市民から寄せられました多くの意見が掲載され、賛成・反対の意見、それぞれの立場からいろいろな御意見がございましたが、それぞれの皆さん方のお立場からの言い分でございまして、皆、納得のできるものでもあるわけでございます。陳情に出た協会からの言い分を見ますと、「高齢者のスポーツとして今後も楽しくできるよう、現状維持に御理解をお願いします」でありました。そこで、連盟の言い分について、私は岡田支部長さんに電話でお聞きをしました。犬の散歩や家族連れなど、公園利用者とトラブルが発生しておるので、我々は左岸のマレットゴルフ場で十分であると言っておられました。また、話によれば、協会のメンバーは80歳前後という高齢者が多いようでございますし、連盟のメンバーの皆さんには70歳前後が主力だというようなお話を聞いております。年齢差が10歳からあるわけでございます。 また、協会の北村会長さんにお電話をしてお聞きしたんですが、我々高齢者にとっては、右岸だと南向きで堤防があるので北風が防げるし、春は早くから、また初冬では積雪までマレットゴルフが楽しめる。しかし、左岸だと春の雪解けが遅く、また、初冬には川を渡った北風の寒い中で、また凍結しているような状況もあって、私どもにとっては大変利用しづらいとおっしゃっておられました。 私はそれから、右岸のマレットゴルフ場へ3回行ってみました。臥竜橋から下のコースでは3回とも利用しておる人はおりませんでした。1度は2時半ごろ行きましたので、散歩する人が3人ほどおりました。また、対岸の花火を打ち上げる広場では、ラジコンでカーレースを楽しむ青年がおりました。臥竜橋から上では、マレットゴルフを楽しんでいる人が十数人おりましたが、対岸の寒々とした左岸にはだれもマレットをやっておる人はおりませんでした。犬の散歩をしている人にお聞きしましたら、「マレットをやる人と毎日会うので、言葉をかけ合ったりコミュニケーションを得られますので、私は楽しみにしておるし、また、にぎやかで大変よいことだ」と、別に苦にはなりませんとおっしゃられました。 また、マレットを楽しんでおられました御婦人にお聞きしましたところ、「私たちはこのところでマレットをやらせてもらっていることは大変ありがたいと思っております。賛成・反対と言っているのは上の方の方ではないか」とおっしゃってもおりました。 3回目に訪れたとき、2組の人たちに伺いました。60歳代と思われる組の人は、「このところはやめて、左岸に統一すべきだ」と強くおっしゃられ、また、70歳代と思われる皆さんにお会いしましたところ、「議員さん、ぜひともここのところを残してほしい」と強くまた、これも要請されました。 この河川敷公園のマレット場は昭和63年に臥竜橋上流が、平成元年に下流がつくられました。この場所は大変立派な河川敷公園で、私は改めて見直しをしたところでございます。特に臥竜橋の下流は臥竜山を背景にした松林は絶景であり、対岸の妙徳山を眺めればすばらしいまたロケーションでもあり、もし全国河川敷緑地公園百選があったならば上位入選は間違いないと思ったところでございます。このところにマレットゴルフ場をつくったことはミスマッチであり、つくらない方がよかったのではないかと思ったところでございます。ゴルフは元来、広い野原の芝生でやるスポーツでありますから、橋の上の広場はマレットゴルフ場としては最適であると、その視点から見れば思えるわけでございます。ここもまた、すばらしいロケーションの緑地公園であります。 御案内のように、今日、全国の市町村では、老人保健・介護保険の歳出が年々増加することに歯どめをかけなければならないために、高齢者の健康づくりに取り組んでおります。その中で、市の高齢者が生涯スポーツとしてマレットゴルフを楽しみ、一生懸命みずからの健康づくりと体力づくりに取り組んでおる多くの皆さんを今の場所から追い出すことは、マレットを我々にできなくしてしまうことである、市の行政のやることかと、強い意見を私のところへ寄せられた方もおります。 そこで私は思うのでございますが、当面、臥竜橋から上流の右岸は残して、下流部を即刻廃止して、左岸にはマレット場を予算が許せば増設し、右岸上流部については、広いホールが四つ、五つあるわけでございますが、これを廃止するとか、また堤防沿いにあるホールだけを残すとか、いろいろなことを検討する中で、ここを利用するマレットゴルフの皆さん、そしてまた散歩をする皆さん、そして広場を使ってイベントを計画する皆さん方が、本当に、共有するこの場所を有効に活用できるよう、知恵を出し合って、相互理解と協調のもとに円満に利用してほしいと思うところでございます。この件については、先ほど市長さんからもそのような趣旨の御意見があったわけでございます。 そこで、右岸を廃止し、左岸にマレット場を増設するとした経緯についてお伺いいたします。 次に、組織の統合についてでございますが、今回のこのマレット場をめぐって、2つの組織からそれぞれ異なった意見が出たわけでございます。そこで、そこに所属する皆さんから、この際ぜひとも組織を統合して、我々が気持ちよくこのマレット場を使えるようにしてほしいと、このような要望も寄せられました。 協会は、平成元年11月に設立され、会員数は現在250名、須坂市体育協会にも、そして県マレットクラブ連合会にも加入しておられるようでございます。一方、連盟につきましては、平成15年4月に設立され、現在会員数は240名で、市体協には未加入であられるようでございます。つまり、経過を見ますと連盟は協会から独立した組織と見られますので、そこで私は岡田支部長さんにお電話で、その経緯についてお伺いしました。岡田さんは、協会にいろいろと我々の要望をしてまいったが、我々は協会の活性化をうたって役員さんにお話をしたんですが、なかなか我々の声を聞き入れてくれなかった。したがって意見の相違が生じてしまい平行線であったので、やむを得ず協会を脱会せざるを得なかったんだ。そこで、脱会した仲間を中心に新たな組織をつくったとおっしゃられました。また、両組織にダブって加入されておる会員も多数あるようでございます。 このたびのマレットゴルフ場問題で、両組織の意見の相違を生じたことから、会員の中には、また市体育課の立場からも、組織を統合し一本化すべきとの声がございます。組織の統合をするとなりますと、今までの組織の体質改善や、人事についても痛みを伴う改善が求められると思いますが、市として、どのようにこの問題に取り組まれるのかお伺いをいたします。 ○議長(善財文夫)  答弁を求めます。-----井上助役。 ◎助役(井上忠惠) 〔登壇〕 佐々木議員には現地を踏査をしていただいたり、さまざまな皆さん方にお話を聞いていただいたりする中で、御提言と御質問をいただきましたことに対しまして、まずもって御礼を申し上げます。 最初に、道路行政の関係で、要旨1の都市計画道路の進捗状況について。 ①市道村山塩川線の一部計画中断の事業化の見通しについて御答弁を申し上げます。 市道村山塩川線(都市計画道路村山線)の道路整備につきましては、平成2年度から平成14年度まで、村山公会堂前より日野小学校東までの延長1,220メートルが完成し、この先線の、日野小学校東より須坂駅西口線までの延長約850メートルの整備を引き続き継続していく計画を、平成11年度に地元関係の皆様へ御説明申し上げてまいりましたが、平成15年度において再度、説明会を持たせていただき、関係者の皆様へ市の厳しい財政状況を御説明申し上げ、継続して計画を進めるということは見直しをさせていただきたいということで、当面、事業計画を中止をするということでお願いをしてまいったところであります。 今後の計画につきましては、市内の幹線道路網の見直しと整合をとりながら、市の財政状況を見きわめる中で、実施計画の中で十分検討してまいりたいと考えております。 なお、今後、事業着手ができるようになりました際には、地権者の皆様初め、関係する皆様の御協力をお願いをするところでございます。 次に、マレットゴルフ場の関係でございますが、要旨1の百々川マレットゴルフ場についての右岸の廃止計画の経緯についてお答えいたします。 現在、緑地公園は右岸と左岸にマレットゴルフコースが混在しているために、マレットゴルフを楽しむ方や、散歩等を楽しむ方、それぞれが気を使ってお使いをいただいているという状況にありますことにつきましては、岩田議員の御質問に市長の方からお答えしたとおりでございます。 近年、健康づくりの一環としてマレットを始める方も大変ふえておりますし、百々川緑地のマレットコースは、先ほど来お話がありますように大変ロケーションもすばらしく、愛好者の皆様方からは、県下でも評判の大変よいコースというふうに伺っているところであります。また、左岸下流には既に米持マレットゴルフ場もありますので、この左岸一帯をマレットコースとして整備をして、健康づくりに大いに役立てていただければということも考えているわけであります。また、専用のコースになるということで、県の大会とか、全国大会、このようなものも開催していただければなということで、そういう中でマレットの愛好者の人たちが大勢、須坂に来ていただけるという、そういうふうなことも期待できるのではないかというふうに思っております。 一方、動物園から緑地公園のコースで、遠足に来る団体も多い右岸でございますので、マレットゴルフコースを分離するということで、散歩や遠足、先ほどもありましたがイベントなどで、グループの増加やイベントの開催、こういうふうなものを、しっかりやっていくことも期待できるのではないかというふうに考えております。 今後、この緑地公園が健康づくりの場といたしまして、さらには世代間交流が図れる場として役立つようになればなという考え方で、このたびの御提案を申し上げたわけでございます。 以上が経過でございます。 ○議長(善財文夫)  宮本教育長。 ◎教育長(宮本経祥) 〔登壇〕 教育行政についての要旨1でございます。 学校で、児童の家庭教育にどう取り組んでいるかと、そういう問題でございます。 小学校から中学校にかけて、子供が急速に世界を広げ、成長し、親が子供の変化に驚き戸惑うことも多い時期として、文部科学省でも両親に向けて、家庭での教育やしつけに関してそれぞれ家庭で考えていただきたいことをまとめた家庭教育手帳を、小学校低・中学年用と、高学年から中学生用に分けて作成し、小学校を通じて毎年、対象学年の保護者に配付をしております。内容は、「子供が家庭で身につけたことは生涯ずっと生き続ける」、「正しいしつけは子供への大切な贈り物」、「ルールを守る者はルールに守られる」などテーマを設け、基礎データなどの資料も添えながら、わかりやすくまとめたものとなっております。学校におきましては、学級PTA懇談会や個人懇談の際に、学校における現状や子供たちの様子などから、家庭でのあり方についての問いかけをさせていただいたり、学校だよりなど家庭通知において取り上げさせていただくこともございます。 また、家庭愛や家族のきずなを題材にした道徳の授業--大体、主題が2つか3つありますけれども--を行う中で、児童・生徒自身の気づきとともに、児童・生徒が家庭へつなげていく場面をつくることで、家庭内への働きかけとなっていくこともあると思うわけでございます。不登校やいじめなどの対応といたしましても、学級PTA懇談会や具体的な事例を中心にした保護者との相談の場を多く設けることで、家庭との連絡がとれるよう努めているところでございます。 今、申し上げました家庭教育手帳というのはこういう小さいものなんですけれども、これは、ここに穴もありまして、見えるところへかけておくと具合がいいんだと思うんですけれども。大体1ページは1分以内で読めると、そういうふうなことで、これをきっかけにして話題にするということで、押しつけとかそういう問題ではなくて、非常にいい資料だなと私は思っております。 それから、次の児童クラブについてでございますけれども、日野地域児童クラブについてをお答え申し上げます。 日野地域児童クラブにつきましては、図工室を併用して、今年度、設置されましたが、登録人数が多く、机や工作道具があり、施設が狭いという状況は承知しております。そこで、遊び等のスペース確保のために、小学校の体育館や近くの農村環境改善センターを利用するなど、指導員の先生方も創意工夫をしながら取り組んでまいりましたが、保護者が安心して児童クラブを利用することのできる環境づくりのための検討が急務となっておりまして、教育委員会といたしましても、議員御指摘のように、近くにあります旧日野保育園のホールが環境面でも適当と考え、同施設を改修し活用すべく、実施に向けた検討をしております。 予算の確保につきましては、児童クラブ事業を実施していない既存施設の改修費用等を対象とする放課後児童クラブ設置促進事業の県補助金を活用するため、県に対しても現地踏査等を依頼する中で積極的にお願いをし、クラブ設置に向けての準備を進めておりますので、御支援を賜りますようにお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(善財文夫)  一色教育次長。 ◎教育次長(一色修治) 〔登壇〕 組織の統合についてお答え申し上げます。 須坂市マレットゴルフ協会と長野県マレットゴルフ連盟北信地区北信ブロック須坂支部の皆様方には、教育委員会が主催します市民マレットゴルフ大会の競技役員として御活躍いただき、また、福島スポーツ広場マレットゴルフ場の災害復旧や除草作業などに積極的に御協力をいただいておりますことに対しまして、改めて厚くお礼を申し上げるところでございます。 両団体の統合につきましては、それぞれのお立場があり、私どもが御意見を申し上げる立場ではありませんので、まことに申しわけありませんが、コメントについては差し控えさせていただきたいと思います。 以上でございます。          〔22番 佐々木啓佐義議員「議長」と呼ぶ〕 ○議長(善財文夫)  佐々木議員。 ◆22番(佐々木啓佐義)  家庭教育に御答弁をいただきました内容を見ますと、大変、日ごろ御努力をいただいておることに敬意と感謝を申し上げる次第でございます。 先ほども申し上げましたが、教育の原点は家庭にあると、このようなことである中で、よく言われる言葉に「子は親の背を見て育つ」また「貧しくても心はにしき」だ、そして人間味のある心豊かな人生観を等々の味のある言葉、それは今日のこの世の中でも生きた言葉ではないかと思います。そこで、今後一層、家庭教育の推進を図っていただきまして、前島君のような悲しい事件が二度と起こらないようお願いしたいと思います。市としては、その辺のところを今後どのように取り組むか、先ほどありましたが、もう一度決意のほどをお聞かせいただければありがたいなと、かように思います。 ○議長(善財文夫)  答弁を求めます。-----宮本教育長。 ◎教育長(宮本経祥)  家庭はやっぱり、さっきのこの中にもありましたように中核的な教育の場であると、そういうふうに私も大事に考えてまいりたいと、そういうふうに思っております。 私は、写生大会が毎年2回行われるわけですけれども、あそこはよく回ってみるんですけれども、大勢の子供たちがそれぞれの場所でかいておりますけれども、非常に家庭というか、勉強になると私は思うんです。 そうするとある子供は、だれもいなくて、大勢いる中で1人でせっせとかいている子もおります。そしてまた、ある子供はそばにお年寄り、おばあちゃんかおじいちゃんがいて、そして金網のところへ寄りかかってうつらうつらしているというふうなのもありました。それからもう一つは、そばにお母さん、お父さんの場合も多いですけれども、ついておいでになって、そして指図しているというか、こうでしょああでしょと言って、そして怒って投げつけて憤然としているというか、そういうのも何回か見ましたし、それからもう一つは、親御さんの方でかいている、そして子供が見ているというか、そういうのもありまして、本当にこういう一つの姿というのは、3回りぐらいずっとして話せる人には話す場合もありますけれども、知っている親御さんもおりますのでそんなこともちょいちょいありますけれども、やっぱり私は家庭の中では一番、親が子供に教わるというか、聞く力というんですか、本当にこう聞き取って理解する力というのを基本にしていかないと、非常に指図が多いというふうに思うんです。そんなふうな教え方しなかったでしょうと言ったり、こうやれああやれというような、そういうことによって子供たちは芽を摘まれてしまうという場面の方が多いんじゃないかというふうなことを思います。それからよく、暴力を振るう子供は暴力を振るわれているというか、そういう子供が多いというふうなことがよく書き物なんかにも出ていますけれども、やっぱり本当に幼児からの、学校へ上がる前のところから始まった家庭というふうなことを、大事に考えていかなければならないと思うんです。ですから、市の方でも例えば子育てセミナーもやっております。子育てセミナーも残念ながら非常に年配の方、役員の方が中核になっていて、なかなかこれからという方が少なくて、どうしたらいいかと頭を抱えている部分がありますけれども、それから市民学園やすざか学舎もありますので、そこへ出ていただくなりしながら、それを家庭へ持ち帰っていくという。いよいよ団塊の世代の問題も、今、非常に大事にされてきているわけですけれども、ここで、そこらじゅうでおやめになっていくという、一線を引かれるという方も多いわけですけれども、そういう中で、ぜひ市民学園やすざか学舎へも入っていただいて、勉強しながらそれを種にして、少し年をとった立場で家庭を大事にさせていただければありがたいなと、そんなことも思うわけでございます。 いずれにしましても、私どもも学校を初めみんなで力を合わせながら、家庭の力をつけていきたいな、上げていきたいなということの支援をしていきたいというふうなことを思うわけでございます。 よろしくお願いします。 ○議長(善財文夫)  佐々木議員。 ◆22番(佐々木啓佐義)  次に、児童クラブについてでございますが、先ほど、大変前向きにその施設の移動に取り組んでおられることに、大変ありがたく思うところでございます。早期にその実現を期していただきますようお願いをしたいと思います。 また、市道村山塩川線につきまして御答弁をいただいたわけでございますが、時下、大変財政難の折でございますが、きょうは上沢部長が欠席でございます。上沢部長の地元でございます塩川には昔から七不思議というのがございまして、お宮さんが北を向いているとか、塩のない川に塩がある。そして道が何せ、どこへ行っても狭いと、こういうことがよく言われるわけでございますので、上沢部長さんには地元のことでございますので、今後、心血を注いでこの問題に取り組んでいただきますよう要望をしておきます。 次に、マレットの件でございますが、先ほど私の私見を申し上げたわけでございます。私も3回ほど行ったわけでございますが、マレット場についてはもう開設されてから18年経過して、本当に愛好者にはなじみの深い場所でございますし、先ほどお話がございましたように県下でもトップクラスのマレット場だと、このような高い評価を得て、北信一帯から何かここへ来て利用している人もいると、このような状況にあるようでございます。そういうことでございますが、廃止というような大変厳しい局面もあるわけでございます。先ほども二、三の人にお話をお聞きしたことを申し上げましたが、散歩をしておりました方の意見の中にも、私どもはえらいマレット場まで入っていくこともないんだし、そんなに差しさわりないと、そして偶然に私の知っている人が川沿いをランニングしておるのに会いまして、「佐々木さん何やっているんだい」と言われたんですが、そしたら「おれ、今このところへ調査に来ているんだ」と言ったら、その方は「これだけは一つぜひお願いしたいことがある」と、何ですかと言ったら、犬の散歩に来ている人たちが、中にはふん等処理しておられる人もあるんですが、放して、犬が好きなようにそこでおしっこしたり、脱ぷんしたり、また、わざわざマレットホールのポールに排せつをさせていたり、そういうことを二、三回見たと、そういうような状況であるわけでございまして、やっぱり市長さんもおっしゃられておりますように、それぞれの立場の皆さん方がお互い、相互に理解と協調をする中で、市民みんなの共有財産である百々川河川敷マレットゴルフ場を今後、一層、市民のための施設になるように御努力をお願いしたいと、この辺のところについて、先ほど市長さんから岩田議員にるるお話がございましたが、もう一度市長さんに御答弁願えればありがたいなと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(善財文夫)  三木市長。
    ◎市長(三木正夫)  先ほど、井上助役の方から申し上げましたが、佐々木議員さんにおかれましては現場に何回も足を運んでいただきまして、また直接マレットをされている方、また散歩をされている方からいろんな御意見をお聞きいただき、今回、私どもにいろいろ教えていただきまして本当にありがとうございました。私は、こういう形で議員さんが現地に足を運ばれて具体的な提言をいただくということが、非常にありがたいと思っております。また、私案という形で御自身のお考えをお示しになられたわけでございますが、私も、基本的には今お話のございましたように、相互理解と協調のもとであのすばらしい河川公園を利用していくという形が大事だと思っています。 それから、お話の中にございましたように、あそこの緑地公園は、私は本当に全国的にもすばらしい公園だと思っております。ただ、市民の方の一部には、「ほかのところと比べて……」という方もいらっしゃいますが、あれだけ自然を生かして、また遠くのアルプスとか山々が見えるところにああいうすばらしい公園があるというのは、私ども市民の誇りであると思っています。先ほど、そういうお褒めの言葉をいただきましたので、私どもとしてもしっかり管理していかなければいけないなと思いました。 それから、犬のふんの問題につきましては、今、お話がございました。実は、保育園の園児があそこに遊びに行ったときに、ふんに触ってしまったとかという声を、私も幾つかお聞きしております。中には、そういうこともあるので犬の散歩を禁止したらどうかということも、意見の中にございます。ぜひ、犬の散歩をされる方、マナーを守っている方がほとんどでございますが、マナーを守っていただきたいと思います。 結びになりますけれども、本当にあのようなすばらしい公園のマレットゴルフ場を管理していただいた団体の皆さんに感謝申し上げますとともに、また、須坂市の活性化そして健康づくり、世代間交流、助役が申し上げましたがその3つの大きな目的に向けてマレットゴルフ場が活用されることを、私どもとして一生懸命やってまいりたいと思っています。本当に貴重な御提言ありがとうございました。 ○議長(善財文夫)  佐々木議員。 ◆22番(佐々木啓佐義)  先ほど、岩田議員の質問の中に、片方は1,800近くの署名を持ってこられたと、片方は500ぐらいだと、このようなお話がありまして、前にそういうお話を聞きましたので協会の方へお聞きしましたら、私どももそういうことになれば2,000、3,000を集める、こういう気持ちになると、しかしそんなことよりも良識的な中でこの問題を解決してほしいと、このようなお話がございました。 先ほど、市長さんからもあの公園が本当にすばらしい場所だと、私も須坂市の宝であると、このように今、思っておるわけでございます。そこで、市長さんには大岡裁きではございませんが、諸般の情勢を十分踏まえていただきまして、裁断をしていただきますよう要望を申し上げまして私の質問を終わります。 ○議長(善財文夫)  以上で22番佐々木啓佐義議員の質問を打ち切ります。 これにて一般質問を終結いたします。          ----------------------------- ○議長(善財文夫)  以上で本日の日程は終了いたしました。 明9日並びに12日、13日の3日間は、午前9時から各常任委員会を開き、付託案件の審査をお願いします。 16日は午前11時から本会議を開き、各常任委員長の報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。 本日はこれにて散会いたします。 大変御苦労さまでした。                  午後零時20分 散会          ----------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                  平成17年12月8日                         須坂市議会議長   善財文夫                         署名議員      渡辺 智                         署名議員      植木新一...